Company企業情報
good for everyone, goods for everyone.
生活に欠かせないもの。そんなものを私たちは作っています。
「三方よし」の「3」という数字は、何を表していると思いますか?
それは「売り手」「買い手」「世間」です。
日本各地で活躍していた近江商人が大切にしていた考えです。
信頼を得るために、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが良い商売であるとの考えです。
私たちは「三方よし」をベースに生活に欠かせない日用品を作り続けています。
私たちの商品開発は【みんなが喜ぶいいものを作る。】をモットーとしています。
このモットーを軸に様々な商品を開発しています。
当社の成り立ち、展望
当社は創業者薦田唯雄が昭和六年、紙紐の撚り機を開発したところにはじまります。
現在のように商業銀行が発達しておらず近所の高利貸しから資金を調達して事業を展開し、返済にあたっては元本と利子だけでなく心付けを上乗せしていたといいます。
事業の展開にあたって信用を最も重んじた創業者の世間に対する姿勢をわたしたちは受け継ぎ、永続的な発展のために日々精進しております。
1970年代のオイルショックを経て祝儀袋の製造業に事業転換、1990年代には地元の紙加工業者と協業し多種多様な紙文具の開発をすすめ、同時に中国から幅広く日用品雑貨の輸入をおこなうようになりました。
2000年に金封の製造を中国に委託するようになってからは一時ファブレスとなり、2007年の地元紙加工業者の買収後は製造へ回帰、事務用封筒に商機をみいだします。
2015年にはウェットティッシュの工場を自前で開設、コロナ禍で原材料が不足するなか、中国との太いパイプを活かし安定した供給をもって感染拡大防止にも貢献しました。
2021年にはノンコア事業である物流機能をアウトソーシングし会社としての生産性を高め、2022年、製造部門をさらに強化するため、経験豊富なプロフェッショナル集団であるPEファンドとパートナーシップをくみ、ふたつの工場をカーブアウト。ふたたびファブレスとなり経営資源にバッファをもたせ、1970年代の再来ともいわれるスタグフレーション時代に備え体質強化をすすめております。
生命体である企業がいきのこる最大の理由は、体の大きさでも力の強さでもなく環境適応能力の高さであることは、地球上の生物の栄枯盛衰から自ずとよみとれることかと思います。
外部環境の変動に対しみずからの形態を自由自在に変容させる。当社はこれまでも、そしてこれからも、柔軟且つ迅速にみずからを変化させることで生存しつづけます。
代表メッセージ
生産技術の加速度的向上により巷間にモノがあふれかえるようになり、大量生産大量消費の時代が終わりを告げ、わたしたちは“自分らしく生きる”ことに意義をみいだしはじめています。
しかし、わたしたちが現実ではなく手のひらにおさまるスマートフォンのなかで生きるようになってから、無限にひろがるインターネットのなかで、その自分らしさは溶けだしつつあるのかもしれません。
AIを得たアドバタイジングはより精度をあげ、非常に効率よく、いたずらにわたしたちの購買意欲をかきたて、わたしたちが本当に必要なものがなにかを見失わせるに十分なほど強力なものとなりました。
自分が本当に必要なものを必要なときに必要なだけ手に入れる。それこそが本当に自分らしく生きる、ということではないでしょうか。
人びとが“自分らしく生きる”ことをサポートする。薦田紙工業は、そんな存在でありたいと願っています。
代表取締役 薦田拓大
会社概要
商号 | 薦田紙工業株式会社 |
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創業 | 1931年 |
設立 | 1964年 5月 7日 |
代表者 | 代表取締役 薦田 拓大 |
事業内容 | 日用品卸 |
所在地 | 愛媛県四国中央市寒川町4789 |
沿革
1931年 | 薦田唯雄商店創業 |
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1964年 | 薦田紙工業株式会社設立 |
1989年 | 浙江省杭州市に地元同業他社と共同で工場開設 |
1995年 | 江蘇省鹽城市に工場開設 |
2007年 6月 | 藤原工場開設 |
2009年 4月 | 上海市に輸出入事業部設置 |
2010年11月 | 寒川DC開設 |
2015年 7月 | 北野工場開設 |
2022年 5月 | 寒川DCの物流機能をアウトソーシング |
2022年 7月 | 藤原工場および北野工場をカーブアウト |